WTSP14  ポスター①②  7月31日・8月1日 3F交流室A
KEKコンパクトERLの現状
Present status of the compact ERL at KEK
 
○島田 美帆(高エネ研)
○Miho Shimada (KEK)
 
コンパクトERL(compact ERL:cERL)はエネルギー回収型線形加速器(Energy Recovery Linac: ERL)の小型試験機として稼働をしており、応用超伝導加速器イノベーションセンター(iCASA)のもとでERL技術の産業応用への展開を目指している。昨年度は約5週間のビーム運転を行った。アンジュレータインストール後、初めて1mAのCW運転を行い、5カ年に一度の放射線定期検査に合格した。新しい試みとして、放射線レベルを低く抑えるために、機械学習を導入した。また、赤外FELの発振とエネルギー回収の両立を試みた。本報告では、これらのビーム運転の他、保守作業などについて報告する。