WTSP07  ポスター①②  7月31日・8月1日 2F交流ラウンジ
理研重イオンリニアックの現状報告
Present status of RILAC
 
金子 健太,山内 啓資,小山田 和幸,田村 匡史,遊佐 陽,鈴木 惇也(住重加速器サービス株式会社),○日暮 祥英,坂本 成彦,藤巻 正樹,今尾 浩士,木寺 正憲,長友 傑,中川 孝秀,西 隆博,大関 和貴,須田 健嗣,内山 暁仁,渡邉 環,渡邉 裕,山田 一成,上垣外 修一(理研)
Kenta Kaneko, Hiromoto Yamauchi, Kazuyuki Oyamada, Masashi Tamura, Akira Yusa, Junya Suzuki (SHI Accelerator Service Ltd.), ○Yoshihide Higurashi, Naruhiko Sakamoto, Masaki Fujimaki, Hiroshi Imao, Masanori Kidera, Takashi Nagatomo, Takahide Nakagawa, Takahiro Nishi, Kazutaka Ozeki, Kenji Suda, Akito Uchiyama, Tamaki Watanabe, Yutaka Watanabe, Kazunari Yamada, Osamu Kamigaito (RIKEN)
 
理研仁科加速器科学研究センターの理研重イオンリニアック(RILAC)は、1981年に単独運転が開始され、40年以上運転を続けている。2017年よりアップグレードが行われ、実験設備のほかに、超伝導ECRイオン源と超伝導線型加速器SRILACの建設が実施された。 2020年1月28日のファーストビーム以降、ビームコミッショニングを実施、6月からはマシンタイムを開始した。2023年3月にはRILAC LEBT,HEBTの一部で30年近く使用していた古い電磁石電源を更新し、7月には20年以上使われている常伝導空洞用励振器の冷却配管部品を真鍮製からステンレス製に交換し漏水対策を行った。また2024年3月には建設中であるRI製造コース用の電源負荷切り替盤の設置を行い、新コースへのビーム供給の準備も進められている。本発表ではこの加速器の現状報告として、この10年間の運転状況、及びこの1年間における保守・改良作業などについて報告する。(2024)