WEP080  ポスター①  7月31日 3F交流室A 13:00-15:00
EPICS制御イオンポンプ電源の開発と進捗
Development and progress of EPICS control ion pump power supply
 
○路川 徹也(株式会社 東日本技術研究所),山本 将博,内山 隆司(高エネルギー加速器研究機構)
○Tetsuya Michikawa (East Japan Institute of Technology Co., Ltd.), Masahiro Yamamoto, Takashi Uchiyama (KEK)
 
蓄積リングなど大型で超高真空が必要とされる加速器ではイオンポンプが多数使用されており、常時高電圧を出力し続けるその電源は基板への吸湿や粉塵等が原因となり度々故障が発生する。また、電源本体の定期的な保守や修理にはコストと時間を要し、予備電源を十分な台数を常時保持するのは金額的な負担が大きい問題がある。これらの問題を解決するために、防塵対策を施し、メンテナンス性に優れ、制御や監視が容易にできるイオンポンプ電源の開発を進めている。昨年試作したイオンポンプ電源の回路を元に4チャネル版を製作し、cERL診断部での実運用試験を開始する。現時点での開発の進捗と問題点及び今後の予定を報告する。