WEP072  ポスター①  7月31日 3F交流室A 13:00-15:00
Lバンド-レゾナントリング安定運転に向けた改良と今後の試験予定
Improvements and future test plans of L-band resonant ring
 
○石本 和也,沼田 直人,塙 泰河(株式会社 NAT),明本 光生,荒川 大,片桐 広明,中島 啓光,松本 修二,松本 利広,三浦 孝子(高エネルギー加速器研究機構)
○Kazuya Ishimoto, Naoto Numata, Taiga Hanawa (NAT), Mitsuo Akemoto, Dai Arakawa, Hiroaki Katagiri, Hiromitsu Nakajima, Shuji Matsumoto, Toshihiro Matsumoto, Takako Miura (KEK)
 
国際リニアコライダー(ILC)での超伝導空洞への高周波源として10 MWマルチビームクライストロン(MBK)の使用を予定しており、仕様は運転周波数1300 MHz, パルス幅1.6 5ms, 繰り返し 5Hz, 最大出力10MW(5 MW×2ポート)である。超伝導空洞に付帯した入力カプラーまでL-band方形導波管(WR650)を用いて立体回路を構築しRFを供給する。このため、導波管は最大で5 MWのRF出力に耐えることが要求される。現在KEK STF棟内にはハイパワー試験設備としてレゾナントリングが構築されている。しかしILCで要求されるRFパワーに満たないところでレゾナントリングを構成しているコンポーネントでの管内放電が頻発している。本発表ではレゾナントリングの不具合及び安定運転に向けた改良、今後の試験予定について報告を行う。