WEP065  ポスター①  7月31日 3F研修室A 13:00-15:00
THz 加速器のためのプラズマ THz 源及びレーザー航跡場電子源の開発
Development of plasma THz source and laser wakefield electron source for THz accelerator.
 
○大塚 崇光,鈴木 優太,植田 大智,片谷 光祐,白坂 幹人,塩澤 友紀,坂本 千明,種倉 遥斗,髙久 隼太郎,湯上 登(宇都宮大学)
○Takamitsu Otsuka (Utsunomiya University), Yuta Suzuki, Daichi Ueda, Kousuke Kataya, Mikito Shirasaka, Tomoki Shiozawa, Chiaki Sakamoto, Haruto Tanekura, Juntaro Takaku, Noboru Yugami (Utsunomiya Univ.)
 
レーザー航跡場加速電子源とプラズマ電磁波源の組み合わせによるテラヘルツ加速の実証を目指し研究を行っている.駆動レーザーは実験室で運用可能な 1TW の超短パルスレーザー (波長 800 nm,最大エネルギー 120 mJ,パルス幅 120 fs) である. レーザー装置のパルス長が比較的長いため,レーザー航跡場加速の方式は自己変調航跡場加速である.これまでに二次元粒子コードによって最適なプラズマ密度,プラズマ長を明らかにした.計算結果で得られた条件を達成するため,ガスジェットノズルを製作しその評価を行っている. 並行してレーザー生成ガスプラズマ電磁波の研究を進めている.超短パルスレーザーを中性ガスに集光照射することによりプラズマを励起し,励起したプラズマにレーザー進行方向と並行に外部電場を印加した.電磁波はレーザー進行軸に対して角度をもって放射され,偏波はラジアル偏波であった.また,電磁波強度は印加電場の2 乗程度で増加した.得られた結果を説明する電磁波の放射モデルの構築を進めている.