WEP043  ポスター①  7月31日 2Fリハーサル室 13:00-15:00
TE211型複合加速構造単空洞リニアックの高周波特性解析
RF simulation of TE211-mode single hybrid cavity linac
 
○池田 翔太,林崎 規託(東工大 研究院)
○Shota Ikeda, Noriyusu Hayashizaki (Tokyo Tech IIR)
 
東工大では、低エネルギー領域における高効率大強度陽子ビーム加速に適した、TE211型複合加速構造単空洞(TE211型SHC)リニアックの研究開発をおこなっている。 TE211型SHCリニアックは、RFQセクション(4ベイン型RFQ線形加速器)、ドリフトチューブセクション(トリプレット電磁石内蔵マッチングセル&ダブルInterdigital-H型ドリフトチューブ線形加速器)により構成される。 TE211型SHCリニアックの高周波特性を明らかにするため、3次元電磁場シミュレーションソフトウェアにより電磁場解析をおこなった。各セクションの空洞内径やエンドカット等といった空洞形状に対する電場分布や共振周波数を解析し、解析結果から電場分布が均一となる空洞形状のデザインをおこなった。 本発表では、解析結果及び空洞のデザイン経過について報告する。