WEP040 ポスター① 7月31日 2Fリハーサル室 13:00-15:00 |
小型野生動物によるJ-PARCメインリングの光ファイバー通信への被害 |
Damage to fibre optic communications in the J-PARC Main Ring caused by small wildlife |
○山田 秀衛,上窪田 紀彦,木村 琢郎(高エネルギー加速器研究機構/J-PARCセンター),国安 祐(三菱電機システムサービス(株)),佐藤 健一,下川 哲司(高エネルギー加速器研究機構/J-PARCセンター) |
○Shuei Yamada, Norihiko Kamikubota, Takuro Kimura (KEK/J-PARC center), Yu Kuniyasu (Mitsubishi Electric System & Service Co., Ltd.), Kenichi Sato, Tetsushi Shimogawa (KEK/J-PARC center) |
J-PARC Main Ringは2008年に運転を開始した大強度陽子シンクロトロンで、周長1600mの加速器トンネル、複数の電源棟、2つの実験施設で構成されている。2022年に、加速器制御ネットワークと主電磁石電源のタイミング信号分配システムの2つの異なる光ファイバーネットワークで通信障害が発生した。これらは建設期に敷設されたもので、当初は損傷や経年劣化が疑われた。調査の結果、いずれも建物内で迷惑な小型野生動物による食害だったことが判明した。障害発生から原因究明までの経緯とその後の対策について報告する。 |