WEP038  ポスター①  7月31日 2Fリハーサル室 13:00-15:00
トリガ付き加速器スケーラモジュールによるMPS発報の可視化
Visualization of mps alarms using triggered scaler module
 
○田島 佑斗(関東情報サービス),上窪田 紀彦(研究員),Yang Min(KEK/J-PARC)
○Yuto Tajima (Kanto Information Service), Norihiko Kamikubota (Researcher), Min Yang (KEK/J-PARC)
 
 J-PARCで開発されたPLC型「トリガ付き加速器スケーラ」モジュールは、J-PARCタイミングシステムが加速器機器向けに配信している各種タイミング信号の異常、例えば稀に発生する電源機器開始トリガ抜けが起こった事を現場で検知できるように開発されたモジュールである。 一方、MPS(Machine Protection System)は、加速器機器に異常が発生した時に加速器の運転を安全に停止するシステムである。MPSが発報した時、J-PARC MR加速器の周期(1.36s or 4.24s)のどこで発生したか、運転員にはわからない。そこでトリガ付き加速器スケーラモジュールを使用し、MPSがMR加速器周期の何処で発生したかを可視化するシステムを開発中である。 開発したシステムでMPS発報の時間情報を運転員が確認できるようになる。今後の運用では、MPS発報の原因特定から加速器の運転再開までの時間の短縮が期待できる。