WEP027  ポスター①  7月31日 2F交流ラウンジ 13:00-15:00
コンパクトERLにおける大電流ビーム運転
Recent studies on high current operation at the compact ERL
 
○倉田 正和,下ヶ橋 秀典,阪井 寛志,塩澤 真未,山本 将博,島田 美帆,田中 オリガ,加藤 龍好,谷川 貴紀,帯名 崇,本田 洋介(KEK),Koay Hui Wen(TRIUMF)
○Masakazu Kurata, Hidenori Sagehashi, Hiroshi Sakai, Mami Shiozawa, Masahiro Yamamoto, Miho Shimada, Olga Tanaka, Ryukou Kato, Takanori Tanikawa, Takashi Obina, Yosuke Honda (KEK), Hui Wen Koay (TRIUMF)
 
コンパクトERL(cERL)は、2017年より産業利用ビーム研究のために運転している。2020年には、次世代リソグラフィ用の高出力EUV-FEL光源の研究開発を目的として、2台のアンジュレータが設置された。次のR&Dのステップはアンジュレータの小さな真空ダクト内径のもとでの低バンチ電荷(0.77 pC)での1 mAビーム運転、および高バンチ電荷(60pC)におけるFEL発振とエネルギー回収を両立した運転の実現である。また、機械学習を用いて高平均ビーム電流の維持とビームロスの抑制を同時に考慮したビーム調整を行い、平均ビーム電流が大幅に向上させることができることを実証した。また空間電荷効果の影響が強いバンチ電荷60pCでのFEL発振およびエネルギー回収運転の両立について最初の調査を行った。この発表では2023年のcERL大電流ビーム運転の成果について概観する。