WEP025  ポスター①  7月31日 2F交流ラウンジ 13:00-15:00
KEKにおけるSRF5カ年計画(MEXT-ATD)のためのEuropean XFELタイプ入力結合器の設計と製造
Design and Production of European XFEL-type Power Coupler for STF 5-year Plan (MEXT-ATD) at KEK
 
○片山 領,阪井 寛志,オメット マチュー,道前 武,山田 智宏,山本 康史(高エネルギー加速器研究機構),カザコフ セルゲイ(フェルミ研究所)
○Ryo Katayama, Hiroshi Sakai, Mathieu Omet, Takeshi Dohmae, Tomohiro Yamada, Yasuchika Yamamoto (KEK), Sergey Kasakov (Fermi Laboratory)
 
2023年度よりKEKにて、文科省補助金による5カ年計画(MEXT advanced Accelerator element Technology Development (MEXT-ATD))が始まった。最終目標は、ILC(国際リニアコライダー計画)スペックを満足するクライオモジュールを製造し、冷却試験することである。これに必要な、空洞、入力結合器、磁気シールド、などは2013年に出版された技術設計書(TDR)に基づいて製造される。入力結合器は、欧州で運転中のEuropean XFEL仕様の設計を導入することになっているが、より高い信頼性を得るため、最近、KEKと国内メーカーとで共同開発された新しいセラミック窓を導入することにした。このため、日米科学技術協力の下で高周波設計をやり直し、セラミック厚みの最適化を図った。また、ロウ付けの機械強度確認、サーマルサイクル試験、TiN coating練習のためにセラミックサンプルを製造した。2024年度は、入力結合器の実機製造に入る予定である。本講演では、最近の進捗について報告する。 Acknowledgement : S. Belomestnykh (FNAL), H. Weise, D. Kostin (DESY), W. Kaabi, A. Miyazaki (IJCLAB).