WEP013  ポスター①  7月31日 1F大会議室 13:00-15:00
RCNP AVFサイクロトロン大強度化のためのLEBTシステムの最適化
Optimization of Low Energy Beam Transport system for high intensity AVF cyclotron at RCNP
 
○板倉 菜美,福田 光宏,依田 哲彦,齋藤 高嶺,友野 大,安田 裕介,田村 仁志,荘 浚謙,趙 航,Shali Ahsani Hafizhu,松井 昇大朗,井村 友紀,渡辺 薫,石畑 翔(阪大RCNP)
○Nami Itakura, Mitsuhiro Fukuda, Tetsuhiko Yorita, Takane Saito, Dai Tomono, Yusuke Yasuda, Hitoshi Tamura, Tsunhim Chong, Hang Zhao, Ahsani Hafizhu Shali, Shotaro Matsui, Tomoki Imura, Kaoru Watanabe, Sho Ishihata (RCNP, Osaka University)
 
大阪大学核物理研究センター(RCNP)では、2019年からK140 AVFサイクロトロンの高性能化、すなわち加速ビームの大強度化を目的としたアップグレードが進められてきた。大強度化を実現するために、AVFサイクロトロン中心領域へのビーム入射効率を高めることが重要である。そのため、イオン源からインフレクタ電極までの低エネルギービーム輸送(LEBT)システムを最適化する必要がある。具体的には、イオン源からのビームを高強度かつ低エミッタンスで輸送するようなLEBTシステムを設計する。大強度ビームの輸送計算をする際、空間電荷効果を考慮する必要があり、解析的な計算をすることが難しいためシュミレーションを実施する。実際のシュミレーション計算には、Particle In Cell法で空間電荷効果を含めた計算が可能なOPAL-t等を使用する。その後、シュミレーションの結果を確認するために、AVFサイクロトロンの上流にあるペッパーポット型エミッタンスモニターで実際にエミッタンスを測定する。本発表では、LEBTシステムのシュミレーション計算とエミッタンス測定の詳細について報告する。