WEOA04  加速器応用・産業利用  7月31日 アプローズ 16:10-16:30
メタバース加速器博物館による人材育成と広報
Metaverse accelerator museum for education and public relations
 
○古坂 道弘,広田 克也,池松 克昌,池田 進,福田 将史,設楽 哲夫(高エネ機構),岩下 芳久(京大),山本 昌志(オメガソリューション),城野 哲((株)エー・イー・テー),矢野 博明,笹 公和,大和 良広,吉田 哲郎(筑波大),O'Rourke Brian(産総研),林 憲志,太田 紘志,清水 康平(分子研),田中 慎一郎,加藤 政博(阪大産研)
○Michihiro Furusaka, Katsuya Hirota, Katsumasa Ikematsu, Susumu Ikeda, Masafumi Fukuda, Tetsuo Shidara (KEK), Yoshihisa Iwashita (Kyoto Univ.), Masashi Yamamoto (Omega Solutions, Inc.), Tetsu Jono (AET Inc. ), Hiroaki Yano, Kimikazu Sasa, Yoshihiro Yamato, Teusuro Yoshida (Univ. Tsukuba), Brian O'rourke (AIST), Kenji Hayashi, Hiroshi Ota, Shimizu Kohei (IMS), Shin-ichiro Tanaka, Masahiro Katoh (SANKEN, Osaka Univ.)
 
メタバースソーシャルネットワーク(VRChat)の中に「メタバース加速器博物館」を制作した。現在は数十の加速器施設を収容可能な「メタバース加速器博物館の玄関ホール」と、そこから入室可能な、実際に存在する「教育加速器(KETA)」およびKEK コンパクトERL棟を模擬した実験室をメタバースの中に再現している。年度内にさらに幾つかの大学あるいは研究所の加速器施設が追加される。これは、実物の加速器だけでは実現が難しい、教育·広報の手段として効果の高い方法である。アバターとして説明する人、説明を受ける人が会話をすることが可能で、実際に加速器の構成部分を指差しながら説明し、バンチャーの中に頭を近づけることでセル構造を見るなどのことが可能である。ボタンを押せば各部の説明が読めて聞ける。もちろん、講師、聴講者がリモートからアバターとして参加することができるメリットも大きい。また、電子がバンチングされ、加速される様子もアニメーションで見ることができる。現在はイメージだけであるが、近い将来、正確なシミュレーションの結果を見えるようにする。この事業は高エネ機構外部連携推進室のメンバーが中心となって、数ヶ所の大学あるいは研究所で加速器施設を持つメンバー、および幾つかの高専のメンバーが主としたチームを作成し、加速器科学国際育成事業の公募事業の一つとして推進されている。