THP084  ポスター②  8月1日 3Fホワイエ 13:00-15:00
5%デューティLaB6イオン源のビーム運転
Beam operation of 5%-duty factor LaB6 ion source
 
○柴田 崇統,杉村 高志,高木 昭,池上 清,栗原 俊一,佐藤 将春,南茂 今朝雄,内藤 富士雄(KEK)
○Takanori Shibata, Takashi Sugimura, Akira Takagi, Kiyoshi Ikegami, Toshikazu Kurihara, Masaharu Sato, Kesao Nanmo, Fujio Naito (KEK)
 
安定したプラズマおよびビーム出力が得られ易く、かつ寿命の長い六ホウ化ランタン(LaB6)フィラメントイオン源は、従来KEK-PSやJ-PARCで最大1.25%前後のデューティで使用されてきた。LaB6イオン源は高デューティ比で運転した際、プラズマ点弧時の熱負荷によりフィラメント温度が上昇し、熱電子生成量が増えるためさらにプラズマ電流が増加する正帰還過程によってフィラメント寿命が劇的に縮まる運転モードを取りうる。本研究ではこれを回避するために、アークパルサー電源が電流制限をかける改造を施し、5%デューティでのプラズマ生成試験を実施した。今回さらに、高圧印加時のビーム生成への影響を調査する。