THP062  ポスター②  8月1日 3F研修室A 13:00-15:00
ILC用超伝導空洞の暗電流による放射線場の測定と評価
Measurements and evaluation of radiation field from dark current of ILC superconducting cavities
 
○大山 隆弘,飯島 和彦,佐波 俊哉,山本 康史,松本 利広,マシュー オメット,荒木 隼人(KEK),ジョシ プラカシュ(総研大),町田 武(日本放射線エンジニアリング株式会社)
○Takahiro Oyama, Kazuhiko Iijima, Toshiya Sanami, Yasuchika Yamamoto, Toshihiro Matsumoto, Omet Mathieu, Hayato Araki (KEK), Prakash Joshi (SOKENDAI), Takeshi Machida (JREC)
 
ILCの放射線安全において、超伝導空洞で生ずる暗電流は主リニアック部の主要な放射線源と位置づけられている。また、KEKにおいてクライオモジュール試験施設の建設準備が進められているが、本施設の遮蔽壁の厚みと配置に関する検討を行う上で、暗電流による放射線場の評価が重要となる。空洞の暗電流と放射線の関係については空洞の研究開発の中で多くのデータが取得されているが、ガンマ線以外の中性子に関するデータや、複数台の空洞を同時運転した時の放射線場のふるまいに関する知見は少ない。ここでは、放射線安全管理の視点から行った、暗電流による放射線場の測定及び評価に関する試みを報告する。