THP049  ポスター②  8月1日 2Fリハーサル室 13:00-15:00
永久磁石を用いたバイポーラ補正磁石の設計検討
Design Improvement of Bipolar Correction Magnet with Permanent Magnets
 
○栗山 靖敏,岩下 芳久(京大複合研),不破 康裕(原子力機構),照沼 信浩(高エネ研)
○Yasutoshi Kuriyama, Yoshihisa Iwashita (KURNS), Yasuhiro Fuwa (JAEA), Nobuhiro Terumua (KEK)
 
永久磁石を用いた荷電粒子ビーム用補正磁石を開発している。開発中の補正磁石では、磁場を発生させる永久磁石のロッドを回転させることで、磁場を両極性に変化させることができる。この両極性変化の原理を検証するため、試作機を製作し性能評価を行った。試作機の性能評価の結果、永久磁石の残留磁化の不均一性が多極成分に大きな影響を与えることがわかった。この影響を抑制するために、異方性中間磁極を追加した補償磁石が検討されている。本発表では、多極成分を抑制するための改善策について検討した結果を報告する。