THP026  ポスター②  8月1日 2F交流ラウンジ 13:00-15:00
高調波発生駆動のための日本大学LEBRA FELのビーム特性評価
Beam characterization of the LEBRA FEL at Nihon University to drive high-harmonic generation
 
○川瀬 啓悟(QST),全 炳俊(京大),境 武志,早川 恭史(日大),大垣 英明(京大),羽島 良一(QST)
○Keigo Kawase (QST), Heishun Zen (Kyoto Univ.), Takeshi Sakai, Yasushi Hayakawa (Nihon Univ.), Hideaki Ohgaki (Kyoto Univ.), Ryoichi Hajima (QST)
 
高強度数サイクルレーザーパルスを気体中に集光することによる高次高調波発生(HHG)は、アト秒光源として研究開発されている。HHGの最大フォトンエネルギーは駆動レーザーの波長の自乗でスケールするため、より高いフォトンエネルギーで短パルス長のHHG光を発生させるためには、より長波長の数サイクルレーザーパルスを用いる必要がある。これまでのところ、波長3.9 umの中赤外レーザー駆動による最大1.6 keVのHHGが報告されている。日本大学量子科学研究所の赤外自由電子レーザー(LEBRA FEL)は1.5 umから6 umの波長領域を連続的にカバーする光源で、HHGの駆動波長依存性の探索に適している。そこで本研究ではHHG駆動のためのレーザー集光強度を見積もるためのFELのパルス長と集光性能の評価測定を実施した。本発表では測定で得られた評価結果を報告する。