THP020  ポスター②  8月1日 1F大会議室 13:00-15:00
高いエネルギーの放射線照射環境構築に向けた加速器まわりの線量評価
Development of Dose Assessment around Accelerator for high-energy irradiation experiments
 
○大和 紗也香,住友 洋介,倉田 瑞希,日南 健,土屋 颯太(日大理工),境 武志,早川 建,早川 恭史(日大LEBRA)
○Sayaka Yamato, Yoske Sumitomo, Mizuki Kurata, Ken Hinami, Sota Tutiya (CST, Nihon Univ.), Takeshi Sakai, Ken Hayakawa, Yasushi Hayakawa (LEBRA, Nihon Univ.)
 
近年、企業における材料開発で物質の放射線耐性を調べたいという要望が年々増加している。これは放射線耐性素材の開発や、近年急速に高まりつつある宇宙開発が背景にある。特に宇宙空間では高エネルギーの放射線にさらされるため、様々な装置やそれを構成している物質がどのように放射線損傷するかを知ることは重要である。そのため、高エネルギーの放射線を発生させることができる加速器を用いて放射線影響評価が行える環境を整えることが、今後の宇宙開発において重要である。以上のことから放射線照射線量と磁石を含む物質の性質変化の関係についての評価をする必要があると考え、その評価をするための環境構築に着手している。本研究では電離箱、シンチレーション検出器、ガラス線量計を用いてアンジュレーター周辺の照射線量を測定し、比較をすることで評価を行う。また、放射線計算コード「PHITS」によるシミュレーションも行っていく。