THP014  ポスター②  8月1日 1F大会議室 13:00-15:00
離調されたRF空洞を活用したパルス内振動測定の検討
Theoretical study of monitoring the intra-pulse oscillation by a detuned RF cavity
 
○廣澤 航輝(量研 六ケ所),IFMIF/EVEDA Integrated Project Team(量研、F4E、IFMIF/EVEDA Project Team、CEA、CIEMAT、INFN)
○Kouki Hirosawa (QST Rokkasho), Integrated Project Team Ifmif/eveda (QST, F4E, IFMIF/EVEDA Project Team, CEA, CIEMAT, INFN)
 
125mA重陽子RF線形加速器であるLinear IFMIF Prototype Accelerator(LIPAc)は、国際核融合材料照射施設(IFMIF)の初期9MeVまでのCW加速を実証するために開発された。LIPAcでは、ビーム負荷時の熱サイクルや成長率を伴う現象のスタディのため、パルス運転でデューティーを上げるアプローチを取っている。イオン源からRFQまでの荷電粒子のフォーメーション由来の振る舞いを捉える試みとして、RFQ出力ビームのパルス内振動を測定評価するため、下流で離調休止させているRF空洞を用いる方法を考察した。バンチビーム電流波形の各形状パラメータが固有の周期で変動する場合に、離調した空洞に誘起される電圧の時間発展を、サンプリングによる離散化も考慮して分析し、縦方向振動を定量的に評価する方法について理論的検討を議論する。