THP013  ポスター②  8月1日 1F大会議室 13:00-15:00
J-PARCリニアックのビームロスモニタの機器構成と現状
Status and equipment configuration of beam loss monitors in the J-PARC linac
 
○中野 秀仁,守屋 克洋(原子力機構),宮尾 智章(高エネ研),不破 康裕,高橋 博樹,神谷 潤一郎(原子力機構)
○Hideto Nakano, Katsuhiro Moriya (JAEA), Tomoaki Miyao (KEK), Yasuhiro Fuwa, Hiroki Takahashi, Junichiro Kamiya (JAEA)
 
J-PARCではリニアックと3GeVシンクロトロンで加速されたビームを物質・生命科学実験施設(MLF)と50GeVシンクロトロン(MR)へ供給している。現在、MLF(設計出力1MW)へ950kWのビームを供給し、MR(設計出力950kW)では960kWを実現した。設計出力を超えた運転を実現するためには、加速器の更なる安定化や高度化は必須である。ビームロスは機器の放射化だけでなく、最悪の場合機器のメンテナンスを困難にしてしまう。そのため、ビームロスを診断するビームモニタは大強度化実現に不可欠な機器である。本報告では、J-PARCリニアックでビームロスを検知するビームロスモニタの機器構成と現状について報告する。