THP006  ポスター②  8月1日 1F大会議室 13:00-15:00
J-PARCハドロンBライン用強度モニタの開発
Development of B line intensity monitor for J-PARC hadron beamline
 
○豊田 晃久,青木 和也,上利 恵三,秋山 裕信,家入 正治,倉崎 るり,里 嘉典,澤田 真也,白壁 義久,高橋 俊行,高橋 仁,田中 万博,広瀬 恵理奈,皆川 道文,武藤 史真,森野 雄平,山我 拓巳,山野井 豊,渡辺 丈晃(KEK)
○Akihisa Toyoda, Kazuya Aoki, Keizo Agari, Hironobu Akiyama, Masaharu Ieiri, Ruri Kurasaki, Yoshinori Sato, Shinya Sawada, Yoshihisa Shirakabe, Toshiyuki Takahashi, Hitoshi Takahashi, Kazuhiro Tanaka, Erina Hirose, Michifumi Minakawa, Fumimasa Muto, Yuhei Morino, Takumi Yamaga, Yutaka Yamanoi, Hiroaki Watanabe (KEK)
 
J-PARCハドロン実験施設は30 GeV陽子ビームを約2秒かけてゆっくり取り出す遅い取り出しビームを利用する。ビームが金属標的に照射されることで生じる様々な二次粒子を利用して素粒子原子核実験を行っている。J-PARCハドロンBラインは、現在81 kWのAライン陽子ビームの一部を削り出して使用するビームラインである。ビームサイクルは現在4.24秒で、ビーム強度は1x10^9から1x10^10個/spill程度である。今回はBライン最上流の強度を測定するためのモニタ2種類を開発した。一つはSMIM(Septum Magnet Intensity Monitor)でもう一つはBIM(B line Intensity Monitor)である。SMIMはAラインからビームの一部を削り出す磁石で生じるビームロスを3連シンチレーション検出器で測定するもので、BIMはBライン上流部にある真空仕切り膜で生じるビームロスを3連シンチレーション検出器で測定するものである。それぞれの検出器の設計、実機製作およびビーム試験の結果などについて報告する。