TFSP19  ポスター②③  8月1日・8月2日 3Fホワイエ
筑波大学タンデム加速器施設における偏極イオン源の現状
Status of polarized ion source at the University of Tsukuba
 
○大和 良広,森口 哲朗(筑波大応用加速器),小沢 顕(筑波大数理物質系)
○Yoshihiro Yamato, Tetsuaki Moriguchi (UTTAC, Univ. Tsukuba), Akira Ozawa (IPAS, Univ. Tsukuba)
 
筑波大学 放射線・アイソトープ地球システム研究センター 応用加速器部門(UTTAC)では6MVタンデム加速器への入射器の一つとしてラムシフト型偏極イオン源(PIS)を所有している。偏極陽子(偏極度~85%)と偏極重陽子(偏極度~75%)の供給が可能であり、これらの最大ビームエネルギーは12 MeVである。 PIS は東日本大震災で被災したが移設、復旧を経て、現在も順調に稼働している。 主に原子核実験の分野で利用されており、特に、不安定核の核モーメント測定に利用されている。 本発表では、PIS の現状を中心に利用成果である核モーメント測定についても一部報告する。