TFSP17  ポスター②③  8月1日・8月2日 3Fホワイエ
QST量医研サイクロトロン(NIRS-930, HM-18)の現状報告
Status report of NIRS-930 and HM-18 cyclotron at QST-iQMS
 
○北條 悟,涌井 崇志,杉浦 彰則,村松 正幸,片桐 健(量研-量医研),岡田 高典,神谷 隆(加速器エンジニアリング),岩田 佳之,白井 敏之(量研-量医研)
○Satoru Hojo, Takashi Wakui, Akinori Sugiura, Masayuki Muramatsu, Ken Katagiri (QST-iQMS), Takanori Okada, Takashi Kamiya (AEC), Yoshiyuki Iwata, Toshiyuki Shirai (QST-iQMS)
 
量子科学技術研究開発機構(QST)量子医科学研究所(量医研)のサイクロトロン施設には、1974年に運転開始したNIRS-930 (K=110)と、1994年に運転を開始した放射性核種(RI)生産専用のHM-18(K=20)の、2台のサイクロトロンがある。 2021年11月に発生した火災により2台のサイクロトロンは停止したが、2022年9月にHM-18の供給運転を再開した。HM-18における2023年度の総運転時間は1194時間で、その内の1123時間をRI生産に用いられた。その他の71時間は、放射線漏洩測定や調整運転に用いられた。大きな故障トラブル等もなく、順調に供給運転を行った。NIRS-930は、現在も復旧に向けて準備及び検討を進めている。 本報告では、HM-18の運転状況とNIRS-930の復旧に向けた準備と検討状況について報告を行う。