TFSP13  ポスター②③  8月1日・8月2日 3F研修室A
若狭湾エネルギー研究センターシンクロトロンの現状
Present status of the synchrotron at WERC
 
○栗田 哲郎,山田 裕章,廣戸 慎,清水 雅也,古川 靖士,渕上 隆太,小田部 圭佑,羽田 祐基,石井 勇揮,羽鳥 聡(若狭湾エネ研)
○Tetsuro Kurita, Hiroaki Yamada, Makoto Hiroto, Masaya Shimizu, Seiji Furukawa, Ryuta Fuchigami, Keisuke Otabe, Yuki Haneda, Yuki Ishii, Satoshi Hatori (WERC)
 
若狭湾エネルギー研究センター加速器施設(W-MAST)は、タンデム加速器および、それを入射器としたシンクロトロンによって、広範囲のエネルギーのイオンビーム(陽子 : 数MeV-200MeV; He, C : 数 MeV/u- 55MeV/u)を様々な実験に供給している。 現在、加速高周波制御のLLRFの開発に取り組んでいる。これまでDSPとDDSおよびアナログ回路によって構成されていた制御を、FPGAを用いたデジタル制御に置き換える。2018-2019年にFPGA回路の設計および制作を行なった。2020年度はLLRFと一体のシステムとして動作するビーム位置信号制御系を製作した。2023年10月から実際の運転に用いている。現在、BPM信号処理系のデバッグおよび、T-Clockモードの導入、四極モード位相振動フィードバックの改良に取り組んでいる。