TFSP10  ポスター②③  8月1日・8月2日 2Fリハーサル室
群馬大学重粒子線医学センターの現状
Present status of Gunma University Heavy Ion Medical Center
 
○中尾 政夫,川嶋 基敬,松村 彰彦,野田 耕司,酒井 真理,島田 博文,田代 睦,Varnava Maria,遊佐 顕(群大重医セ),想田 光(山形大)
○Masao Nakao, Motohiro Kawashima, Akihiko Matsumura, Koji Noda, Makoto Sakai, Hirofumi Shimada, Mutsumi Tashiro, Maria Varnava, Ken Yusa (GHMC), Hikaru Souda (Yamagata Univ.)
 
群馬大学重粒子線医学センターの普及型炭素線治療装置は2010年に炭素線治療を開始した。2023年の治療症例は797症例となり、累計では6939症例となった。泌尿器のがん(前立腺がん)が約6割を占めており、肝臓がん、膵臓がん、骨軟部腫瘍が続いている。装置の運転状況、故障情報を集積するため、2023年4月からトラブルデータベースPT-DOMを使用している。ここに運転時間を毎日入力することで運転統計を容易に作成することができた。また、昨年度のトラブルのうち治療停止時間の長い順にソートすることで主なトラブルを一覧することができる。本発表では昨年度における当施設での加速器運転、治療の統計、主な故障とそれに対する対処について報告する。