FRP082  ポスター③  8月2日 3F交流室A 10:00-12:00
PFリングのNEGコーティングビームダクトの真空圧力履歴
Long-term trend of vacuum pressure at NEG-coated beam duct of PF-ring
 
○野上 隆史,本田 融,谷本 育律,内山 隆司,金 秀光,佐々木 洋征(KEK)
○Takashi Nogami, Tohru Honda, Yasunori Tanimoto, Takashi Uchiyama, Xiuguang Jin, Hiroyuki Sasaki (KEK)
 
PFリングでは2018年夏季停止期間中に挿入光源U#19を新しいAPPLE-II型のアンジュレーターに更新する改造作業が行われた。新しいU#19ではアルミニウム合金製のビームダクト内面に非蒸発型ゲッター(NEG)コーティングが施されており、真空作業後にビームダクトのベーキング及びNEG活性化を行っている。その後2023年までの5年間PFリングの運転が行われ、U#19部分の真空圧力の履歴を確認したところ、2021年から圧力上昇している傾向が見られた。ビームダクト内面に施したNEGコーティングの飽和による排気速度の低下が原因と考えられたため2023年夏季停止中にNEGの再活性化を行った。U#19更新以降の真空圧力の履歴とNEG再活性化の効果について報告する。