FRP037  ポスター③  8月2日 2F交流ラウンジ 10:00-12:00
リモートIO ホロニックハブの修理
Repairs of remote IO Holonic Hub devices
 
○古川 靖士,栗田 哲郎,山田 裕章,淀瀬 雅夫,廣戸 慎,清水 雅也,渕上 隆太,小田部 圭佑,羽田 祐基,北上 悟,石井 勇揮,羽鳥 聡(若狭湾エネ研)
○Seiji Furukawa, Tetsuro Kurita, Hiroaki Yamada, Masao Yodose, Makoto Hiroto, Masaya Shimizu, Ryuta Fuchigami, Keisuke Otabe, Yuki Haneda, Satoru Kitajyo, Yuki Ishii, Satoshi Hatori (werc)
 
若狭湾エネルギー研究センターでは、加速器の運転に必要な電磁石電源の遠隔操作を省配線システム「ホロニックハブ」で制御している。しかし、使用から20年が経ち、ホロニックハブシステムのリモートIOに位置する機器(ADC/DAC、DI/DO)の故障が相次いでいる。根本的な全リプレースを行うべきだが予算上現実的ではなかった。現システムの延命が必要であったがホロニックハブのリモートIO部はすでにメーカーが事業から撤退しており、サポートが終了している。  サポート終了品の補修を手掛ける業者の協力を得て、故障の主な原因が「DC-DCコンバータ」「通信IC」の二つであることがわかった。「DC-DCコンバータ」「通信IC」の代用品は現在も流通しており、その交換を行うことでリーズナブルにホロニックハブの修理体制を確立することができた。これにより、システムの継続した運用が行える。  本発表は、その「DC-DCコンバータ」「通信IC」に最も容易にアクセスできる方法と、その交換の仕方、交換後の通信チェックまでを記したものである。  当センターで自力修繕したホロニックハブのリモートIO部は19台に及ぶが、メインICが壊れていた1台を除き、18台は現在、現場取付可能な状態となっている。