FRP035  ポスター③  8月2日 2F交流ラウンジ 10:00-12:00
J-PARC 加速器PPS 情報収集・表示系の更新 (II) :GUIの自動生成
Upgrade of acquisition and monitoring system for J-PARC accelerator PPS(II) : Automatic generation of GUI
 
○渡邉 和彦(三菱電機システムサービス株式会社),仁木 和昭(KEK),高橋 博樹(JAEA),山本 昇(KEK),福田 真平(三菱電機システムサービス株式会社)
○Kazuhiko Watanabe (Mitsubishi Electric System & Service Co., Ltd.), Kazuaki Niki (KEK), Hiroki Takahashi (JAEA), Noboru Yamamoto (KEK), Shinpei Fukuta (Mitsubishi Electric System & Service Co., Ltd.)
 
J-PARC 加速器のPersonnel Protection System(PPS)では中央制御棟に設置されたデータ収集用PC群と情報表示PC群で構成されるPPS Data Systemと、3つの加速器施設及び中央制御棟内に分散配置されたPLC群とをPPS用の独立したネットワーク(PPS Network)により接続することでデータ収集・表示を行っているが、2022年度からPPS Data Systemを段階的にEPICSベースのシステムに移行する作業を行っている。加速器学会第20回年会では、PPSという安全システムの安定的な運用と並行して更新を行う為、4段階に分けて移行を行う全体の流れと、第1段階である既存のSCADAでEPICS化するための手法と次段階であるGUI表示の進捗状況を報告した。今回は主にEPICSによる大規模なGUI部分の移行について報告する。GUIの作成にはControl System Studio(CSS)を使用する。通常の方法で作成した場合には、PPS Data Systemの監視する信号点数が多い為、非常に工数がかかり、その後のメンテナンスも容易ではない。そこで、プログラムにより自動生成することを考えた。一方で、GUIの自動生成に必要となる表示画面のどこに表示オブジェクトを配置するかという情報は存在しない。そこで、まず各信号の表示オブジェクトの自動生成を行い、それらを画面上に配置した後、座標を抽出して信号情報と紐づけし、GUIを生成する方法を考案した。本発表ではGUIの自動生成及び生成されたGUIの動作確認について報告する。