FROA03  高周波源・LLRF  8月2日 アプローズ 9:10-9:30
半導体スイッチを用いた加速器用高電圧パルス電源の系統的研究
Systematic study of high-voltage pulsed power supplies for accelerators using solid-state switches
 
○生駒 直弥,徳地 明(パルスパワー技術研究所)
○Naoya Ikoma, Akira Tokuchi (PPJ)
 
加速器では,クライストロンモジュレータ電源やキッカー電源を筆頭に,多数の高電圧パルス電源が用いられる.そのような電源では,従来はスイッチングデバイスとしてサイラトロンが用いられてきたが,近年はSiC MOSFETをはじめとしたパワー半導体デバイスの普及や,それらを活用した種々の回路方式の提案により,加速器用高電圧パルス電源の全固体化も進んでいる.本研究では,半導体スイッチを用いた直列スイッチ,MARX,LTDなどの主回路方式,さらにはDroop補正回路や高電圧部への給電回路といった周辺回路についても,系統的に比較検討し,要求仕様に応じた回路方式の適切な選択について議論する.