FROA02  高周波源・LLRF  8月2日 アプローズ 8:50-9:10
RFSoCによるXバンドの高周波信号のモニタ機能の評価
Evaluation of X-band high frequency signal monitoring function by RFSoC
 
○漁師 雅次,岩城 孝志,北川 隆太,津本 敦,濱洲 竜斗,林 和孝,張替 豊旗,山浦 正義,山崎 伸一(三菱電機ディフェンス&スペーステクノロジーズ株式会社)
○Masatsugu Ryoshi, Takashi Iwaki, Ryuta Kitagawa, Atsushi Tsumoto, Ryuto Hamasu, Kazutaka Hayashi, Toyoki Harigae, Masayoshi Yamaura, Shinnichi Yamazaki (MITSUBISHI ELECTRIC DEFENSE AND SPACE TECHNOLOGIES CORPORATION)
 
Xilinx製のRFSoC (Radio Frequency System on Chip) を用いてXバンドの高周波信号をモニタする回路を開発して評価した。RFSoCは、高周波信号の直接デジタル化を可能にする新たな技術であり、これにより従来のアナログRFチェーンを大幅に簡素化することが可能となる。まずRFSoCの概要とその特性について説明する。次に、RFSoCでXバンドの高周波信号をモニタするための回路について説明する。具体的には、RFSoCのADC (Analog to Digital Converter)にTHA(Track and Hold Amplifier)を拡張して信号の取得を行い、その性能を評価する。さらに、実際に構築したシステムを用いてXバンドの高周波信号のモニタを行い、その結果を報告する。この結果を通じて、RFSoCを用いた高周波信号モニタリングシステムの有用性と可能性を示す。今回は、RFSoCのような新たな技術を用いて高周波信号のモニタすることで、従来のシステムに比べてより高精度かつ効率的な信号処理が可能となることを示すものであり、その結果が今後の高周波信号処理に寄与することを期待する。