WEP31  ポスター②  8月30日 14号館1441教室 13:30-15:30
J-PARCリニアック用972MHz半導体増幅器の特性評価
Performance test of J-PARC Linac 972MHz semiconductor amplifier
 
○中野 秀仁,不破 康裕,篠崎 信一(原子力機構),溝端 仁志(高エネ研)
○Hideto Nakano, Yasuhiro Fuwa, Shinichi Shinozaki (JAEA), Satoshi Mizobata (KEK)
 
J-PARCリニアックでは、高周波源としてクライストロンが用いられている。近年、電力効率を向上させる目的のため、クライストロンから半導体増幅器への置き換えが検討されている。半導体増幅器は出力できる電力が比較的小さいため、大電力が必要な区間はクライストロンが用いられてきた。半導体製造技術の進歩により実利用が期待できる半導体増幅器が製造可能になった。J-PARCリニアックでは出力電力の比較的小さなデバンチャー2空洞用のクライストロンを半導体増幅器に置き換えることを計画している。本格的な導入に当たって、プロトタイプの半導体増幅器の入出力特性の測定を実施した。また、現在ビームラインで稼働しているクライストロンと電力効率についての比較も行った。これらの結果について報告する。