WEP09 ポスター② 8月30日 14号館1422教室 13:30-15:30 |
GigEカメラ制御システムの改良とSACLAおよびナノテラスのスクリーンモニタへの適用 |
Upgrade of GigE Vision camera control system and applied to screen monitors of SACLA and NanoTerasu |
○清道 明男,松原 伸一,柳田 謙一(高輝度光科学研究センター, 量研機構),岩井 瑛人(高輝度光科学研究センター, 理研, 量研機構),福井 達(理研),石井 健一,住友 博史,山本 龍(スプリングエイトサービス),上島 考太(量研機構),及川 治彦,土山 翼(量研機構, NAT) |
○Akio Kiyomichi, Shinichi Matsubara, Kenichi Yanagida (JASRI, QST), Eito Iwai (JASRI, RIKEN, QST), Toru Fukui (RIKEN), Kenichi Ishii, Hiroshi Sumitomo, Ryo Yamamoto (SES), Kota Ueshima (QST), Haruhiko Oikawa, Tsubasa Tsuchiyama (QST, NAT) |
SPring-8ではオープンソースライブラリAravisを使用したGigEカメラ制御システムを開発し、サイト内のXSBT, SCSS+, NewSUBARU新入射器におけるスクリーンモニタへGigE Vision規格のカメラを導入してきた[1]。そして2022年度はSACLAにおいてスクリーンモニタ23台のCamera LinkからGigEカメラへの移行へ適用した。さらに仙台の3GeV高輝度放射光施設ナノテラスにおいてスクリーンモニタ15台へ適用し線型加速器のビームコミッショニングに寄与した。それぞれの加速器で運用を重ねてきたところ課題が現れた。SPring-8制御フレームワークの仕様によりカメラ制御と画像データ収集が別プロセスであることから、稀にカメラ制御権の取り合いで不具合が生じカメラ切り替え頻度が高いと不安定になることが分かってきた。SACLAでは機械学習手法を用いた自動調整で空間プロファイル最適化を図るといった研究で複数のスクリーンモニタ切り替えを高頻度に行いたい要望もあり、問題を克服するためにカメラにアクセスするプロセスを一元化するといったソフトウェアの大幅な改修を行った。本発表ではGigEカメラ制御システムの安定化のために行った改良と、SACLAおよびナノテラスに導入したGigEカメラとスクリーンモニタ制御について報告する。 [1] PASJ2022 WEP012 |