WEP01  ポスター②  8月30日 14号館1421教室 13:30-15:30
SuperKEKB 用 nonlinear collimator の設計
Nonlinear collimator design for SuperKEKB
 
○照井 真司,船越 義裕,中山 浩幸,石橋 拓弥,生出 勝宣,小磯 晴代,大西 幸喜,森田 昭夫(高エネ研),ナトチー アンドリー(ハワイ大学),森川 祐,大見 和史,周 徳民,末次 祐介,柴田 恭,白井 満,飛山 真理,植木 竜一,中村 衆,増澤 美佳(高エネ研)
○Shinji Terui, Yoshihiro Funakoshi, Hiroyuki Nakayama, Takuya Ishibashi, Katsunobu Oide, Haruyo Koiso, Yukiyoshi Ohnishi, Akio Morita (KEK), Andrii Natochii (Univerity of Hawaii), Yu Morikawa, Kazuhito Ohmi, Demin Zhou, Yusuke Suetsugu, Kyo Shibata, Mitsuru Shirai, Makoto Tobiyama, Ryuichi Ueki, Shu Nakamura, Mika Masuzawa (KEK)
 
SuperKEKBのcollimatorのimpedanceが影響したビームサイズ増大現象対策と、予兆現象がほとんどなく、突然起きるビームロス(sudden beam loss:SBL)が原因で損傷したcollimatorが及ぼす影響低減のために、nonlinear collimator (NLC)のインストールが決定した。NLCは、1990年頃からnext linear collider用や大型ハドロンコライダー(LHC)用に提案されてきたが、SuperKEKBはNLCをインストールされた初の実機となる。SuperKEKBのNLCは、垂直方向collimatorの上下流に、同じ強さのスキュー六極磁石(-I’になる場所)を1ペア設置することで、幾何学的な光学収差を打ち消し、かつ、collimatorヘッドをビームに近づけなくても垂直面のビームハローのコリメーションを可能にした。本学会では、NLCの概要とラティス、NLCを用いたSBL対策のコンセプト、NLCインストールすることを想定した様々なシミュレーション結果(ダイナミックアパーチャー、ビームバックグラウンドノイズ低減、beam impedance低減等)について報告する。