TWSP09 ポスター①② 施設技術報告 8月29日・30日 14号館1441教室 13:30-15:30 |
量研高崎研TIARA施設の現状報告2023 |
2023 status report of TIARA facility at QST Takasaki |
○倉島 俊,千葉 敦也,吉田 健一,石坂 知久,山田 圭介,湯山 貴裕,平野 貴美,細谷 青児,宮脇 信正,柏木 啓次,百合 庸介,石堀 郁夫,奈良 孝幸,居城 悟,高野 圭介,金井 信二,青木 勇希,橋爪 将司(量研高崎研) |
○Satoshi Kurashima, Atsuya Chiba, Ken-ichi Yoshida, Tomohisa Ishizaka, Keisuke Yamada, Takahiro Yuyama, Yoshimi Hirano, Seiji Hosoya, Nobumasa Miyawaki, Hirotsugu Kashiwagi, Yosuke Yuri, Ikuo Ishibori, Takayuki Nara, Satoshi Ishiro, Keisuke Takano, Shinji Kanai, Yuuki Aoki, Masashi Hashizume (QST Takasaki) |
量子科学技術研究開発機構(QST)高崎量子応用研究所のイオン照射研究施設TIARAには4台の加速器が設置されており、材料開発やRI製造、バイオ技術の研究分野へ様々なイオン種のビームを幅広いエネルギー範囲で提供している。AVFサイクロトロン(K110)、3MVタンデム加速器、3MVシングルエンド加速器、400kVイオン注入装置の2022年度の運転時間はそれぞれ1268.7h、1134.4h、1297.2h、894.5hであり、実験キャンセルを除けば、計画した照射実験はすべて実施した。2023年3月にはサイクロトロンの累計運転90,000時間、同年4月にはイオン注入装置の累計運転50,000時間を達成した。主な保守・整備として、タンデム加速器のイオン源引出電源の更新、シングルエンド加速器のイオン源発振管や電圧測定抵抗の交換、サイクロトロン本体の冷却水ホースの交換などを行った。主なトラブルとして、タンデム加速器のビームスキャナ用信号発生器や冷却水用チラーの故障、イオン注入装置のステアラー電源の故障,サイクロトロンビームラインのファラデーカップの故障などがあった。本発表では上記に加え、その他の保守・整備及び技術開発、施設の利用状況について報告する。 |