TWSP02  ポスター①② 施設技術報告  8月29日・30日 14号館1421教室 13:30-15:30
KEKコンパクトERLの現状
Present status of the compact ERL at KEK
 
○島田 美帆,阪井 寛志,加藤 龍好,本田 洋介,山本 将博,谷川 貴紀,倉田 正和,河田 洋(高エネ研)
○Miho Shimada, Hiroshi Sakai, Ryukou Kato, Yosuke Honda, Masahiro Yamamoto, Takanori Tanikawa, Masakazu Kurata, Hiroshi Kawata (KEK)
 
コンパクトERL(compact ERL:cERL)はエネルギー回収型線形加速器(Energy Recovery Linac: ERL)の小型試験機として稼働をしており、応用超伝導加速器イノベーションセンター(iCASA)のもとでERL技術の産業応用への展開を目指している。昨年度は電子銃改造時におけるトラブルや入射部のスクリーンモニタ破損からの復帰作業に専念し、今年度秋の大電流ビーム運転に備えた。次回の運転では、アンジュレータインストール後初の大電流1mA運転を目指す。本報告では、2022年度の保守作業やビーム運転の準備の状況について報告する。