TUP58  ポスター①  8月29日 14号館1444教室 13:30-15:30
アルコール-硫酸電解液を用いたNb材の電解研磨法の開発
Development of Electropolishing Method for Nb Material Using Alcohol-Sulfuric Acid Electrolyte
 
○後藤 剛喜(KEK)
○Takeyoshi Goto (KEK)
 
現在,超伝導加速器に用いられるNb空洞の表面処理には,フッ酸-硫酸の混酸を電解液として用いる電解研磨工程が必須である。この混酸は取扱が非常に危険であり環境負荷も高いため,化学安全や外部への漏洩を防ぐために複雑な設備や安全システムが必要となる。本研究ではアルコール-硫酸電解液を用いたNb材の電解研磨法の開発に関して報告する。本法は従来法に比べフッ酸を用いない点に加え、電解研磨時にNb内に取り込まれる水素の量が低くなると言う利点がある。