TUP56  ポスター①  8月29日 14号館1444教室 13:30-15:30
J-PARC DTL用高周波窓の調査
Investigation of an RF window for the J-PARC DTL
 
○新井 宇宙,伊藤 崇,平野 耕一郎(日本原子力研究開発機構)
○Sora Arai, Takashi Ito, Koichiro Hirano (JAEA)
 
J-PARCリニアックではDrift Tube Linac(DTL)を運用している。DTLで、アークセンサーモジュールが空洞内の発光を検知したことによるインターロック発報が頻発した。運転中のDTL内部をのぞき窓から小型CCDカメラで撮影した結果、アークセンサーが発光を感知した際に、高周波窓の真空側表面で発光していることを観測した。高周波窓を取り外し、変色箇所をレーザ顕微鏡で観察したところ、高周波窓に使用しているセラミック材と真空シール材の間で放電が発生していたことが分かった。本報告書では、放電が発生した高周波窓の表面観察及びセラミック材の特性測定の結果について報告する。