TUP39 ポスター① 8月29日 14号館1442教室 13:30-15:30 |
RCNP白色中性子源の改修 |
Renovation of the white neutron source at RCNP |
○神田 浩樹,小林 信之,嶋 達志,民井 淳,永山 啓一,福田 光宏,依田 哲彦,甲田 旭,Zhao Hang,橘高 正樹,松井 昇大朗(阪大RCNP),安部 晋一郎,岩元 洋介,佐藤 大樹(原研) |
○Hiroki Kanda, Nobuyuki Kobayashi, Tatsushi Shima, Atsushi Tamii, Keiichi Nagayama, Mitsuhiro Fukuda, Tetsuhiko Yorita, Asahi Kohda, Hang Zhao, Masaki Kittaka, Shotaro Matsui (RCNP), Shin-ichiro Abe, Yosuke Iwamoto, Daiki Sato (JAEA) |
大阪大学核物理研究センターにおいて2004年より運用してきた白色中性子源は、宇宙線中性子の地表付近におけるエネルギースペクトルに近いエネルギースペクトルを示すことから、長年にわたり半導体のソフトエラーの試験に供され、半導体デバイスの放射線耐性に関する研究開発に貢献してきた。2019年度より、大阪大学核物理研究センタービームの大強度化を図るため、施設および加速器の改修工事が実施されてきた。白色中性子源については、一次ビームである陽子ビームの大強度化に対応した標的及びビームダンプの冷却対策と放射線対策を実施した。さらに、利用者のニーズによる直径 300 mm の照射野を供給できるよう中性子ビームコースの見直しを行い、中性子ビーム断面整形用のコリメーターを新たに用意した。さらに既存の直径100 mm と新しい直径 300 mm の中性子ビームを切り替えて利用するため、移動式のコリメーター架台を設置した。機器類の製作はほぼ完了し、2023年10月からの利用に向けて、ビームコース上への機器類の配置や電気配線、冷却水配管などの準備を進めている。 この発表では機器類の設計と準備の現況について報告する。 |