THP24  ポスター③  8月31日 14号館1432教室 13:30-15:30
中赤外自由電子レーザーによる気体のトンネルイオン化電子のエネルギー計測
Energy mesurement of electrons generated from tunneling ionization of gas molecules driven by a mid-infrared free electron laser
 
○川瀬 啓悟,羽島 良一(QST),全 炳俊,大垣 英明(京大)
○Keigo Kawase, Ryoichi Hajima (QST), Heishun Zen, Hideaki Ohgaki (Kyoto Univ.)
 
京都大学エネルギー理工学研究所の赤外自由電子レーザー(KU-FEL)はこれまで高品質化、高強度化開発が続けられ、光陰極による高電荷運転により、集光強度10 TW/cm^2を十分に超える高強度パルスを得ることができる。中赤外によるこのような高強度場では気体分子のトンネルイオン化が容易に起こりうる領域となり、KU-FELを用いた高強度場原子、分子科学の研究が実施できる。そこで本研究では、FELを低密度気体内に集光し、そこで発生する電子のエネルギー分析をすることで、FELの集光強度の評価を試みる。本発表ではこれまでの実験結果とそれに対する考察を紹介する。