THP15  ポスター③  8月31日 14号館1431教室 13:30-15:30
SuperKEKB ダンピングリング用キッカー電源のピーク電流安定度の改善
Improvement stability of the peak current kicker power supply for the SuperKEKB damping rings
 
○亀崎 広明,徳地 明(株式会社パルスパワー技術研究所),多和田 正文(高エネルギー加速器研究機構)
○Hiroaki Kamezaki, Akira Tokuchi (Pulsed Power Japan Laboratory Ltd.(PPJ)), Masafumi Tawada (High Energy Accelerator Research Organization(KEK))
 
高エネルギー加速器研究機構のSuperKEKBに導入されたDRキッカー電源は,96nsの間に2回1700Apk±0.1%,立ち上がり100nsの正弦半波を最大50Hz出力が可能である.一方で,繰り返し運転に伴いDRキッカー電源の電流ピーク値の安定度が低下することが分かった.これは,主に磁気パルス圧縮回路のコンデンサと磁気スイッチのコアの温度特性が影響していた.本報告では,磁気パルス圧縮回路のコンデンサを変更し,磁気パルス圧縮回路に用いたコアを冷却することで安定度の改善と評価を行った.