THP13 ポスター③ 8月31日 14号館1422教室 13:30-15:30 |
KAGRA真空監視系へのKEK加速器技術の導入 II |
Introduction of accelerator know-hows to KAGRA's vacuum system II |
○上窪田 紀彦,楊 敏(J-PARC Center, KEK and JAEA),都丸 隆行(国立天文台),木村 誠宏,中垣 浩司,内山 隆(東大宇宙線研) |
○Norihiko Kamikubota, Min Yang (J-PARC Center, KEK and JAEA), Takayuki Tomaru (NAOJ), Nobuhiro Kimura, Kouji Nakagaki, Takashi Uchiyama (ICRR) |
KAGRAは東大宇宙線研の重力波観測施設で、3kmx3kmのレーザ干渉計が岐阜県神岡の地下に建設されている。現状のKAGRA真空系の遠隔監視の整備は十分ではない。2021年度からKEK加速器標準のEPICS技術の導入を始めた。真空監視用のPrototype interface (PLC based)を開発し、2022年春にKAGRAの真空実機で評価した(Pasj2022発表)。その後、量産向けのInterfaceを再検討し、PLCの替わりにLAN-DIO(Digital-IO to LAN)を採用したPrototype2の開発・評価が行われた。今後、Prototype2を順次導入していく予定である。本稿では、現時点でのKAGRA真空監視系の整備状況を報告し、真空整備をめぐる問題点や今後の見通しについて議論する。 |