THP03  ポスター③  8月31日 14号館1421教室 13:30-15:30
J-PARCメインリングにおけるRF加速空胴のインピーダンスのモデル化
Modeling of the impedance of RF cavities in the J-PARC main ring
 
○小林 愛音(KEK),田村 文彦(JAEA),吉井 正人,外山 毅,長谷川 豪志(KEK)
○Aine Kobayashi (KEK), Fumihiko Tamura (JAEA), Masahito Yoshii, Takeshi Toyama, Katsushi Hasegawa (KEK)
 
J-PARCメインリングではビーム強度増強を進めている。 遅い取り出しのデバンチ過程(コースティングビームを作る過程)において、マイクロバンチング構造が発生し、電子雲とさらに横方向ビーム不安定性が誘発されていることが問題になっている。ビームロスは装置の故障や放射化を引き起こすためビーム強度増強の妨げとなり、原因解明と対策が必須である。原因となるインピーダンス源の特定と対策の検討が進められてきた。RF加速空胴の持つ大きなインピーダンスについて、調査を行った。シミュレーションによるインピーダンスの主要なレゾナンスの由来の理解と測定との比較、および評価を報告する。