THOA8  加速器技術(ビーム診断・ビーム制御)/加速器技術(加速器制御)  8月31日 13号館1325教室 11:30-11:50
RCNPにおける制御のEPICS移行と機械学習の導入
Updating control system with EPICS and machine learning method at RCNP
 
○依田 哲彦,神田 浩樹,福田 光宏(阪大RCNP)
○Tetsuhiko Yorita, Hiroki Kanda, Mitsuhiro Fukuda (RCNP, Osaka Univ.)
 
大阪大学核物理研究センター(RCNP)では 2019年から AVF サイクロトロンの改造を中心としたサイクロトロン施設の更新が実施されてきた。更新の機会に、制御系もリレー制御を廃止するなどの制御系の更新作業が実施された。この制御の更新では、旧来のSCADA(Wonderware InTouch)による制御をEPICSへの移行することも進めてきた。現状ではEPICSが制御全体の10%を占めている、SCADAとの混在状態となっている。このEPICSの割合を早急に100%にすべく、レガシーシステムなどのEPICS化作業に向けた基礎的な開発を重ねて、あとはマンパワーをかけるだけという状況に到達した。また、これと並行して、現状のEPICS、SCADA混在状態に置いても機械学習を導入できる仕組みの構築も実施した。講演では、これらの開発状況の詳細について発表する。