THOA4  加速器技術(ビーム診断・ビーム制御)  8月31日 13号館1325教室 10:00-10:20
重イオンビーム用ビーム位置モニターの設計検討
Design study of beam position monitor for heavy-ion beam
 
○足立 泰平,渡邉 環,西 隆博,上垣外 修一(理研仁科センター)
○Taihei Adachi, Tamaki Watanabe, Takahiro Nishi, Osamu Kamigaito (RNC)
 
理化学研究所仁科加速器科学研究センターの重イオンビームのさらなる大強度化へ向けた開発の一環として、ビーム位置モニターの設計検討を進めている。対象としているビームは、β=0.15と非相対論的速度であり、また、ダクト径60mmに対して、場所によってはビームが20mm程度のサイズを持つ可能性がある。この為、一般的なビーム位置モニターの計算に用いられる種々の近似が成り立たない。このようなビームに適したビーム位置モニターとして、新しい電極構造を設計し、CST Studioを用いて応答を計算したところ、良好な結果を得た。本講演ではその詳細について報告する。