TFSP04  ポスター③④ 施設技術報告  8月31日・9月1日 14号館1421教室 (8/31)13:30-15:30, (9/1)10:10-12:10
UVSOR光源加速器の現状2023
Status of UVSOR-III synchrotron electron accelerator in 2023
 
○清水 康平,平 義隆,サレヒ エレハム,太田 紘志,林 憲志,山崎 潤一郎,水口 あき(分子研 UVSOR),谷川 貴紀(高エネ研),坂本 文人(秋田高専),全 炳俊(京大エネ研),加藤 政博(分子研 UVSOR・広大 HiSOR)
○Kohei Shimizu, Yoshitaka Taira, Elham Salehi, Hiroshi Ota, Kenji Hayashi, Jun-ichiro Yamazaki, Aki Minakuchi (UVSOR, IMS), Takanori Tanigawa (KEK), Fumito Sakamoto (Akita, NIT), Heishun Zen (IAE, Kyoto Univ.), Masahiro Katoh (UVSOR, IMS; HiSOR, Hiroshima Univ.)
 
本施設報告ポスターでは、分子科学研究所の放射光電子蓄積リングUVSOR-IIIの運転状況および光源開発の状況を報告する。UVSORのファーストライトは1983年のため、今年が稼働40年目の節目の年である。老朽化の影響が各所に現れており故障頻度は高いが、幸いにこれまでのところユーザー利用の長期の中断といった事態は生じておらず、2022年度は年間36週のユーザー運転を予定通り実施することができた。UVSORでは、ユーザーコミュニティと次期施設計画について議論を進めており、次期計画のコンセプトとラティスデザインについても説明する。また、光源開発研究については、アンジュレータ光による光渦の発生やベクトルビームの発生、原子の量子状態制御、逆トムソン散乱ガンマ線の開発などに加え、昨年再発振に成功したFEL等の研究の現状を報告する。最後に、昨今の電力費用の高騰に対し、UVSORでも節電を行い2021年度比で5パーセントほどの効果を得られたため、節電活動の詳細と今後の計画も説明する。