FRP56 ポスター④ 9月1日 14号館1444教室 10:10-12:10 |
9セル超伝導加速空洞の表面処理と性能評価試験 |
The surface treatment and the performance evaluation for 9-cell superconducting cavity |
○津村 周作(総研大),梅森 健成,片山 領(高エネ研) |
○Shusaku Tsumura (SOKENDAI), Kensei Umemori, Ryo Katayama (KEK) |
現在、高エネルギー加速器研究機構(KEK)においてニオブ製超伝導空洞に対する研究が進行している。本研究では、高圧ガス試験のために設計され、Fine-grainの細かな粒度を持つニオブ板から製造された1.3GHzの9セル空洞を用いる。本空洞には、電解研磨、アニール処理、超音波洗浄、超純水高圧洗浄、そしてベーキング処理といった標準的な表面処理方法が適用されている。この空洞に対して、KEK超伝導リニアック試験施設においてQ値および加速勾配に関する性能評価測定を行う。この測定は本空洞の最初の性能評価であり、今後行われるFurnace Bakingといった別の表面処理方法を施した場合との性能比較を見越した測定となる。本発表ではこの結果について報告を行う。 |