FRP24  ポスター④  9月1日 14号館1432教室 10:10-12:10
広帯域テラヘルツパルス蓄積のための光学共振器システムの開発
Development of the build-up optical cavity system for a broad-band THz pulse train
 
○本田 洋介,谷川 貴紀(高エ研),全 炳俊(京都大学)
○Yosuke Honda, Takanori Tanikawa (KEK), Heishun Zen (Kyoto University)
 
電子線形加速器による短パルス電子ビームを用いて、広帯域のテラヘルツ放射パルスを発生することができる。とくに、間隔が一定の高繰り返しビームからはキャリアエンベロープ位相(CEP)が一定のパルス列が得られる。外部共振器を用いてパルス列をスタックし、ピーク強度とモード純度を向上させる手法を検討した。 広帯域パルスが共振器に蓄積される条件は、空間モードの次数に依存する。コヒーレント回折放射(CDR)を想定し、高次の空間モードで放射する回折放射をスタックする共振器を設計した。 本研究では共振器の設計とビーム試験の準備状況について説明する。