FRP14 ポスター④ 9月1日 14号館1431教室 10:10-12:10 |
SuperKEKB電磁石電源における電流検出回路の経年変化 |
Aging of current detection circuit in SuperKEKB magnet power supplies |
○中村 衆(高エネ研),山﨑 正義,峯岸 守,石原 智也(三菱電機システムサービス(株)) |
○Shu Nakamura (KEK), Masayoshi Yamazaki, Mamoru Minegishi, Tomoya Ishihara (Mitsubishi Electric System & Service Co.,Ltd.) |
SuperKEKBのメインリングでは、電子リングと陽電子リングの常伝導電磁石用に約2200台の電源が運用されている。メインリングの電磁石電源はすべて、出力電流制御と電流モニターを独立した電流検出器で行っており、それぞれの電流検出値を補正するための係数を持っている。この補正係数は、電源製作時に出力電流および電流モニター値が規定値以下となるように決定されている。メインリングの電磁石電源は、その大半がKEKB建設時に製造されたもので、運用開始から四半世紀が経過した。そのため、見た目上の出力電流のオフセットが大きいものが目立つようになってきた。今回、補正電磁石用電源で補正係数の測定と修正を実施した。本件ではその結果について報告する。 |