FROB07 加速器技術(ビーム診断・ビーム制御)②/加速器技術(電磁石と電源)① 10月21日 会議室B 11:10-11:30 |
放射光ビームラインにおけるパルス・モード計測型光位置モニタの評価 |
Evaluation of a pulse-mode X-ray beam position monitor for a synchrotron radiation beamline |
○青柳 秀樹,大沢 仁志,小林 和生,藤田 貴弘,高橋 直(高輝度光科学研究センター) |
○Hideki Aoyagi, Hitoshi Osawa, Kazuo Kobayashi, Takahiro Fujita, Sunao Takahashi (JASRI) |
大型放射光施設SPring-8の放射光ビームラインにおいてパルス毎の位置計測を可能とするパルス・モード計測型光ビーム位置モニタの実用化に取り組んでいる。本モニタは、高周波特性を向上させるために、ダイヤモンド・ヒートシンクを用いたブレード型検出素子の浮遊電気容量を低減させ、かつ、マイクロ・ストリップライン伝送路を用いてインピーダンスを整合させている。これにより、パルス長の短い単極性パルス信号の発信が可能となり、放射光ビームの光軸の変動をパルス毎に観測することができる。耐熱性能を更に高める改良を施した試験機の評価試験を挿入光源ビームラインにて実施した。本講演では、蓄積リングのビームシェーカを用いて水平/垂直方向にベータトロン振動を励起して本モニタの感度、及び、分解能の評価結果や、ユーザー運転中の入射直後のパルス毎のビーム振動の観測について報告する。 |