WEP051 光源加速器/レーザー 8月11日 会議室P 13:10 - 15:10 |
差周波発生のための高非線形性フォトニック結晶ファイバーによる波長シフト |
Wavelength shifting with high nonlinearity photonics crystal fiber for difference frequency generation |
○川瀬 啓悟,羽島 良一,森 道昭,永井 良治(QST) |
○Keigo Kawase, Ryoichi Hajima, Michiaki Mori, Ryoji Nagai (QST) |
平成30年度光・量子飛躍フラッグシッププログラム(Q-LEAP)次世代レーザー基礎基盤研究「自由電子レーザーで駆動する高繰り返しアト秒光源のための基礎基盤技術の研究(課題番号:JPMXS0118070271)」としてQST、京大、日大、KEKで進めている中赤外自由電子レーザー(FEL)による高次高調波発生(HHG)のための基礎研究において、FELのキャリアエンベロープ位相(CEP)を安定化するためのCEP安定中赤外シード光源を開発している。そのためにファイバーレーザーで発生させた1030 nm中心のパルスを高非線形性フォトニック結晶ファイバー(PCF)に導入し、長波長シフトしたソリトンパルスを発生させ、上流で分岐した1030 nmパルスと差周波発生させる。本発表では、このPCFによる波長シフトについての現状とその詳細を報告する。 |