WEOA06 加速構造②/レーザー 8月11日 会議室A 10:50 - 11:10 |
ミューオン加速用Lバンド円盤装荷型加速管の基礎設計 |
Basic design of L-band disk-loaded structure for muon LINAC |
○鷲見 一路,飯嶋 徹,居波 賢二,須江 祐貴,四塚 麻衣(名大理),惠郷 博文,大谷 将士,齊藤 直人,三部 勉,吉田 光宏(KEK),近藤 恭弘(JAEA, 茨大理工),竹内 佑甫(九大理),中沢 雄河(茨大理工),安田 浩昌(東大理) |
○Kazumichi Sumi, Toru Iijima, Kenji Inami, Yuki Sue, Mai Yotsuzuka (Nagoya Univ.), Hiroyasu Ego, Masashi Otani, Naohito Saito, Tsutomu Mibe, Mitsuhiro Yoshida (KEK), Yasuhiro Kondo (JAEA, Ibaraki Univ.), Yusuke Takeuchi (Kyushu Univ.), Yuga Nakazawa (Ibaraki Univ.), Hiromasa Yasuda (Univ. of Tokyo) |
J-PARCにて計画されているミューオン異常磁気能率及び電気双極子能率精密測定実験では、熱化した25 meVのミューオンを線形加速器で212 MeVまで加速することで得られる低エミッタンスビームを用いる。この加速器の高速部では、電子加速によく用いられる円盤装荷型加速管(DLS)を採用するが、電子と比べて緩やかに加速されるミューオンへの適用例は存在しないため新たに開発が必要である。光速の70%からDLSを用いるため、運転周波数をLバンドとし、縦方向のアクセプタンスを確保している。本研究では、速やかな加速のために要求される20 MV/mの高加速勾配を、LバンドDLSで実現するため、円盤の内径等のパラメータ調整を加速勾配の一様性とセル間の結合の強さを評価しながら行い、より低い電力で要求を満たす構造を模索した。本講演では、ミューオン加速器高速部のうち、ミューオンを光速の70%から80%程度まで加速する部分の設計状況について報告する。 |